環境省は20日、来春のスギとヒノキの花粉総飛散量の予測(速報値)を発表した。
総飛散量は、北海道と四国・九州の一部を除き、全国的に例年より少ないとみている。
同省によると、今春に大量飛散した反動で、スギとヒノキの雄花の着花量が大幅に減少。この影響で来春の飛散量も少なくなる見込みで、特に東北南部から関東北部、北陸と東海では例年の50%以下のところが多くなると予測した。逆に例年より増えるとみられるのは、北海道旭川市(例年比171%)、函館市(同120%)、高松市(同101%)、鹿児島市(同104%)など。
一方、スギ花粉の飛散開始時期は、来年1~2月の気温が低くなるとみられることから、全国的に例年並みかやや遅くなると分析している。
読売新聞から