スギ・ヒノキに次いで、発症者が多いのが、初夏から起こるイネ科植物の花粉症です。イネ科の植物はさまざまありますが、なかでも日本に多く生息しているのが、カモガヤとオオアワガエリという植物です。いずれも、牧草として育てられているほか、畑周辺や空き地、道ばた、河川敷などにも自生しています。
(カモガヤ)全世界で牧草として広まっている植物で、オーチャードグラスともいう。茎の高さは30~120cmほどで、円すい状の花をつける。
(オオアワガエリ)チモシーとも呼ばれる。茎の高さは50~100cm程度で、円柱状の花(花序)をつける。